創立90周年記念座談会(5/5)

<そして100 年に向けて>
座 長: さて様々な話がありましたが、最後に一言ずつメッセージをお願いしたいです。
高 橋: 新井理事長と同様70周年記念行事のことを思い浮かべます。時代は移り過ぎ、今日物質的に豊かな時代でありますが、一方で学生を取り巻く環境は厳しい面もあって変化してきています。連盟登録者数などの課題もあり、先輩諸氏が連盟発展のためにこれまで努力をされてきたことに想いを寄せ、学生とともに考え努力し今般90周年を迎えたと言うことで、何とか当連盟の歴史と伝統に恥じることのないよう先に繋げていき、さらに次の100年に向けて全関西学生スキー連盟をよりよくしていき、そして次世代へひきついでいくことが私たちの責務であると考えます。
新 井: 70年記念座談会から20年もたってしまったのだと言うことに尽きる思いです。
事務局: 現役で競技している時には想像もしていなかったようなことを、縁の下の力持ち的に連盟の役員がやってこられたのだ、と言う事実を今認識することができています。この流れを汲みとって90年史を作成し、100年に向けての第一歩を歩みたいものです。そして全関西らしい雰囲気を維持すべく、連盟の先輩達と同様情熱と努力を惜しまない組織としたいものです。
90anniversary07
座 長: 私が医務顧問として関与し始めて約10年少し経って、大変重要な時期に会長職と言う大変重い責務を負った訳ですが、今日の皆さんとの連盟にまつわる色々な話をさせてもらう中で、次の10年・20年と言うスパンで学生スポーツに対して我々責任をもって対処していかねばならないと改めて考えている次第です。学生諸君にはスキー競技に夢を持ってもらって、そして全関西学生スキー連盟の素晴らしい伝統をさらに発展させていくために、我々は今後とも努力をしていく必要があります。
  微力ながら会長を務めさせていただきますので皆さんのご支援をお願いいたします。
  最後に浅野顧問に本日の座談会の総まとめをお願いいたします。
浅 野: 皆さんと同じ思いでおりますが、当連盟のようにボランティア的な組織においては、課題は常に山積しているものだと考えます。
  加盟校を如何に増やすかと言う課題については、名古屋地区の大学も加盟し始めましたし、そのあたりの人脈を有効に使えば全体的に動き始めるのではないかと考えます。
  いくら密度の濃い過去であっても過去は過去であり、今日も明日になれば過去になるものです。歴史と伝統というものはそんなに稀薄なものではなく、まして90年という歴史は新しい何かを生みだす大きな原動力になるはずであるという認識をして、さらに100年、そしてもっと先に向かっていくと言うことの重要性を再認識すべきであると考えます。
座 長: ありがとうございます。
  70周年の際に倉敷元会長も述べておられるように、伝統と言うものを如何に大事にして前に進んでいくかと言うことですし、浅野 顧問からも大事なお話をいただきました。
  90周年と言う大きな歴史の節目を感じながら、今一度伝統と言うものを思い起こすことのできた座談会でした。
  それではこれで本日の座談会を終わりたいと考えます。
   
  座談会出席者のプロフィール
     浅野 泰一/大阪府出身甲南大学  (S37 年卒)種目:クロスカントリー
     松田 暉 /大阪府出身大阪大学  (S41 年卒)種目:アルペン
     高橋 光二/京都府出身同志社大学 (S50 年卒)種目:クロスカントリー
     新井 潤 /埼玉県出身京都大学  (S63 年卒)種目:コンバインド
     事務局(記録)/佐藤 寿次、小田嶋 輝

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